2009.08.01

世界の起源

以前、買付けでパリに行ったとき、一度は本物を見ておきたいと思っていた絵画を見るために、オルセー美術館に行きました。

その日は私の誕生日というのもあり、自分への誕生日プレゼントのつもりでした。

ソワソワと美術館に入ると、他の作品はあとでゆっくり見ようと目もくれず、まずは一直線に目的の作品に向かいました。

ありました。ございました。クールベ専用の部屋の一番奥に。いらっしゃいました。

世界の起源

「世界の起源」 ギュスターヴ・クールベ 1866年

どうですか?この衝撃! 僕は震えるほどに感動しました。この時代に女性器を局部アップした裸婦像なんて、当時の人はもっと衝撃的だったろうと思います。

この作品でおもしろいのは、胸から上と両腕を毛布で包み隠し、太ももより下を画面より消すことで、まるで寝かせているトルソを描いたような構図になっているところです。それでいて、肉と肌の質感は妙にリアルなので、この強烈なアンバンスさがインパクトに繋がっているのだと思います。僕は「生(ナマ)」にも「物(モノ)」にも見えます。

また、「世界の起源」というネーミングにも惹かれています。なんてハイセンスなのでしょう!

僕は学生時代にこの作品に影響を受け、頭部と腕を切り落とし、太ももから下を画面の下に消した構図に試みました。全体的にピンクとモノクロのみで描き、ふともも以外は平面的仕上げたのですが、しょせんはパクリで、このインパクトは出ませんでした。また機会があれば、僕のその恥ずかしい作品もアップしたいと思います。

ところで、みなさま!京都市美術館でやっている「ルーブル美術館展」には行きましたか?

僕はまだ行ってません。でもどうしても見ておきたい作品(タイトルは忘れたけど、ロウソクの灯りを表現した作品)がひとつあるので、行くつもりです。みなさまも面倒臭がらずに是非行っておくべきです。↓

http://www.city.kyoto.jp/bunshi/kmma/exhibition/louvre.html

9/27(日)までだそうですよ。そして、美術館から徒歩10分に位置する「ソイル」で一休みしましょう!面倒臭がらずに是非行っておくべきです。

合言葉は「ルーブル&ソイル」。 ではまた、シーユー。